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2013年05月23日

マングースバスターズ!!

マングース・・ネコ目マングース科。

ネズミやハブ退治を目的として、沖縄、奄美大島にそれぞれ1940年代、1970年代に持ち込まれた。
島の人々が永年おそれているハブを退治するといわれたが、ハブとマングースではそもそも活動時間が異なる(ハブ=夜行性、マングース=昼行性)こと、また命の危険があるハブをあえて捕食するよりも容易であるアマミノクロウサギ、アマミトゲネズミ、イシカワガエルといった奄美の固有種・希少種を捕食対象とするようになった。また、鶏など家畜類、野菜類などの捕食も多々発生。

ハブ退治の救世主であったはずが、いまでは在来の生態系を乱す外敵として駆除対象となっている。


こういった問題は、本当にいろんなことを考えますね。icon124

そもそも誰がマングースを持ち込んだのか。完全に悪者となってしまった今、その責任を取るべきは誰なのか。
しかし、誰が持ち込んだにせよ、当時としてはそれに多くの人が期待した。「外来種」ということに対する認識、そしてそのリスク、危険性。それを知らなかったというか、きっとまだまだそういったことに対する知識、認識が薄かったのでしょう。


  ↑一見とてもかわいらしいのですが…


  ↑「シャー!!」とうなってます。とても攻撃的です。icon05

マングースだけでなくて、いろいろな外来種問題が各地でありますもんね。
私が気になって仕方がないのは、石垣島のグリーンイグアナicon131

いぐあな  すごいですよね・・・ペットから野生化したそうですicon15
  
  こんなのが、島のあちこちの木とかでのんびりしてるんですよ。完全なる異国の雰囲気醸し出してます。

  東京にいれば「すごいね・・・」で終わるかもしれないですが、奄美にいると、石垣島に適応しているんであれば、ここにも適応するかもしれない、という軽い恐怖感を感じます。

  だれかがふっと持ち込んで(もうおそらく、飼っている方はいるでしょうが)、それを島に放して(あるいは逃げ出して)それが生き延びたら。と思ってしまいます。

気を、つけましょう。こんな時代ですから。外来種の増殖なんて、本当にどこでも簡単に起こり得ることです。

鹿児島テレビ放送(KTS:8ch)で5月23日(木曜日)、
18時15分からの「KTSスーパーニュース」で、奄美大島のマングースバスターズについての密着レポー
がありますよface01

奄美大島に住んでいるのに、やっぱり知らないことがたくさん。
バスターズの仕事はすごいです。いろんな意味で。約8年続いている事業ですが、光の当たらない部分が多いのではないでしょうか。
  

Posted by h2 at 11:01Comments(0)島のこと