2013年06月24日
しまコンシェルジュ①(笠利町)
先日23日(日)に「しまコンシェルジェ」が開かれました!第一回目、対象は笠利町です。
奄美市役所前からバスに乗って出発。バスなんて何年振りでしょうか。見慣れた景色も、バスの高い座席から見ると、少し違っていて、なかなか楽しい。
まずは奄美パークで田中一村記念美術館で堀脇学芸員の解説をきき、絵画鑑賞。久しぶりの一村館、うれしかったです。
絵についてはけして詳しくないけれど、絵や美術作品と向かい会う時間はとても好きです。
あれは、作品にではなく、つまるところは自分に向かい会ってるんですよね。だから、煮詰まっているときなどは美術館に向かいます。
一村についていろいろ考えました。一村館の歴代学芸員の方々とよくお話をしましたが、それぞれの目を通した一村観があり、本当に興味深いです。有意義な時間でした。
次は宇宿貝塚と奄美市歴史民俗資料館。中山清美館長からお話をお伺いしました。
トップの写真は奄美市歴史民俗資料館のものです。一見するとまるでアクセサリーショップのよう。縄文~弥生時代の貝細工などです。
これは宇宿貝塚の内部。
貝塚をそのまま保存し、けして壊さずに貝塚を保護する形で建屋をつくったそうです。
「こんなものがあったなんて!」と驚いている方がたくさんいらっしゃいました。
そのほかにも、気になったものを撮ってみました。
←歴民館のウミガメ剥製。ずいぶんと撮影に苦心しました・・・フラッシュなしで、色味を調整しながら。
しかし、苦労の割に・・・こうしてみるとどうでしょう。
なぜこれを撮ったのか??という疑問…未熟です。
「ハジチ(針突)」です。ご存じでしょうか。
かつて、奄美であった入れ墨の文化風習。
90~100歳近いご婦人であれば、もしかしたらまだ手にその痕跡を見ることができるのかな・・・
まだ奄美を知りかじった学生の頃、このハジチを記した文献を見つけ、その民俗的風習と呪術的要素満載の不思議な文様に、胸をドキドキさせながら見入ったことを思い出します。
しかし、奄美に来てみると、ハジチの存在すら知らない人がほとんど・・・
左のような資料が歴民館に展示されていますよ。
興味深いなあ。またきちんと文献で調べてみたいです。
さて、しまコンシェルジェ、笠利の部はこれにて終了。
次回は住用だそうです。
Posted by h2 at 15:22│Comments(0)
│島のこと